マスターストレッチ
マスターストレッチの歴史と背景
マスタ―ストレッチは、1996年、イタリア・フィレンツェに住む、ピノ・カルボーネ氏によって作られました。
きっかけは、友人である、Mr.Filippo Gucci(グッチ家)がポロのゲーム中に落馬し、足首を骨折してしまいました。そのリハビリのために開発されました。
ピノ・カルボーネ氏は、フィンランド・アメリカ・カナダで活躍したプロバレエダンサーでした。身体の使い方を学ぶために様々な運動療法を学び、ジャイロトニックメソッド創始者メンバーの一人として、活躍しました。特にイクイップメントの開発構築に携わりました。
20年以上、プロアスリートやプロダンサー、またリハビリの現場で、研究・観察を行った経験をもとに、マスタ―ストレッチは開発され、発展してきました。
現在では、BodyCodeSystemの創設者として活躍し、イタリア・フィレンツェのボンデベッキオ橋の近くのスタジオで、プロアスリート、プロダンサー、キッズダンサー、リハビリ等々、老若男女に支持され、マスタ―ストレッチを始めとする、BodyCodeSystemメソッドが親しまれています。
年に数回、イングリッシュナショナルバレエ、ボストンバレエカンパニーでトレーニングも指導しています。
2019年、ピノ・カルボーネ氏はYAGP(Youth America Grand Prix)の審査員、マスタ―ストレッチのメソッドは公式トレーニングにも選ばれました。
マスタ―ストレッチは、イタリアを中心に、ヨーロッパ・ロシア・アメリカ・韓国・日本に指導者を輩出し、ボストンバレエ団、中国国立バレエ団、イングリッシュナショナルバレエ団をはじめ、様々なスタジオに導入されています。
マスタ―ストレッチはどんな方にオススメ?
バレエダンサーがマスタ―ストレッチをおこなっている動画や画像が目立ちますが、元々はリハビリの為に作られました。ですので、老若男女、プロダンサーの方から一般の方まで幅広くお使いいただけます。
まず、特徴なのが、船底の形をした不安定なカタチです。
マスタ―ストレッチを履いてバランスをとるだけで、足裏の約7000個ある、感覚を受け取るセンサーが活性化します。
足裏のセンサーが活性化することで、お年寄りは転倒防止となり、ランナーはとても走りやすくなり、ダンサーやアスリートは地面を感じるチカラが強くなります。
怪我防止またはパフォーマンスアップにもとても役に立ちます。
また、足首を正しく曲げ伸ばしすることで、足首を正しい位置へ導くことができます。
そうすることで、股関節の動きが機能的に動くようになります。
身体の硬い方は、脚の裏側、ふくらはぎ・ハムストリングス、身体の背面がストレッチされ柔軟になります。逆に身体の柔らかい方は、マスタ―ストレッチのムーブメントをするために、筋力が必要となりますので、筋力の強さを鍛えることができます。
よって身体の全体のバランスを整えることが出来るので、姿勢が良くなり、その姿勢を保持することが出来ます。姿勢をもっときれいにしたい、背筋を伸ばしたい という方にはとても良い効果を出すことができます。
背骨と関節をしっかりと動かしていく全身運動となりますので、運動不足の方、座り仕事の方、妊婦さんにもおすすめです。身体の巡りがよくなりますので、むくみにもとても良いです。
足裏とコア、背骨を繋げていくことができるので、ダンサーの方にはとても重要な効果を得ることが出来ます。足の裏で軸を安定させ、身体をしなやかに使うことができます。
また、ダンサーの方は、バンジートーンという器具を使い上半身を鍛えることで、上半身を下半身のつながりをつくり、軸をとり、ジャンプを高く跳ぶことをサポートしてくれます。
ピラティス パーソナルトレーニングスタジオ aranciaより参照(https://www.arancia78.jp/)